新築したい
失敗しない家づくりのために
家を建てる時に「失敗したくない」というのは誰もが抱く思いです。
雑誌やインターネットでも、家づくりに失敗しないためにはどうすればよいかというページは大人気。
しかし、裏を返せばそれは、「失敗した」「後悔している」という人たちが多いということの証明でもあります。
私たち秋田宅建不動産は、東大阪の石切で創業してから120年の間、「家づくりで失敗する人をなくしたい」ということを信条に掲げ、商売をしてきました。
その中で気づいたことがあります。
それは、「失敗した」「後悔している」という人は、家づくりのスタート地点でつまずいている人が、かなり多いということです。
なぜつまずいてしまうのか、そこを考えるところに、失敗しないための秘訣がありそうです。ご一緒に探ってみましょう。
何よりも、スタートが大切です
Aさん:まずは土地探し。不動産に行かなくちゃ。
Bさん:どうせなら広い土地に建てたい。場所は少々不便でもいい。
Cさん:せっかくローンを組むのだから、いい家が欲しい。
これから家づくりをしていこうとされている方に質問です。
上の3人と同じようなことを、もしやあなたは考えておられませんか?
「当たり!」と思われた方は、ちょっと危険信号・・・などと言うと、「えーっ、これのどこが危険なの?ほとんどの人が思っていることじゃない!」と驚かれるかもしれませんね。
じつはA、B、Cさんの考え自体は、決して間違いではありません。
ただ、肝心なのはタイミング。
それを、今まさに家づくりを始めようというスタート地点で考えることが危険だと、私たちは申し上げたいのです。
家を建てることがすべてではありません
スタート地点で考えるべきことは、上の3つのような事柄ではありません。
考えていただきたいことはただ一つ、『自分(自分たち)は、どのようなつもりで家を建てるのか』ということです。
『どのようなつもりで建てるのか』は、『なぜ家が欲しいのか』と言い換えることもできます。
意外にもそこを明確にしないまま、家づくりに突入する人は少なくありません。
「周囲が皆建てているから」「定年までにローン返済を終わらせたい」「子どもに資産として残してやりたい」などはよく耳にする理由ですが、もう一度自分によく問いかけてみてください。
『自分は本当に家を建てたいのだろうか?』と。
私たちはいつも最初にこの質問をさせていただくのですが、そこをじっくり考え直すことによって、もうしばらく賃貸に住むことにする人、分譲マンションを購入する人、建売や中古物件を探す人、そしてやはり注文住宅を建てる人など、様々な選択肢が現れてきます。
この作業を行った上で、「それでも自分は家を建てたい」と思った人は、それ以降は気持ちがぶれません。
これは「早まって失敗した」という後悔を、極力減らすための大切なステップ。
ここをクリアしてから、A、B、Cさんのように、場所・予算・建物のことを考えていきましょう。
さあ、あなたの気持ちは固まりましたか?
それでは改めて、A、B、Cさんの例をもとに、失敗しない方法を考えていきましょう!
土地探しの落とし穴
Aさん:「まずは土地探し!不動産屋さんに行かなくちゃ!」
秋田:「土地に使える予算の把握は出来ていますか!?」
建築費が足りなくて、希望の家づくりが出来ない!?
↓↓↓ そうならないためには・・・ ↓↓↓
まずは建築予算を把握しましょう!
おおまかに土地はいくら、建物はいくらと決めて不動産会社を訪ねる人は多いのですが、希望する家が本当にその予算で建つのかを、確かめずに動き出してしまう方が結構いらっしゃいます。
できれば先に建築会社を訪ね、建築予算を把握することから始められることをおすすめします。
土地探しから始めると、「この土地は良いですよ」「もう出ませんよ」などと言われ、予算よりも高い土地を買ってしまうケースがよくあります。
そうなると建物に使えるお金が減り、注文住宅と言いながら何もできなかったという悲劇にもつながりますので、くれぐれも注意してください。
建築と不動産、どちらの職能も併せ持っている会社であれば、総予算と建てたい家を念頭に置いた上で土地を探してくれます。
建物の予算は確保できているので、土地を買ってから建てる場合に比べて予算オーバーの確率は低くなります。
反対に仲介だけの不動産会社では、あなたがどのような家を建てたいと思っているかや、総予算がどのくらいかまで考えて提案してくれることはなかなか望めません。
その営業マンはできるだけ高い土地を売って、仲介手数料を貰わなくてはならないというノルマを背負っているからです。
相談する会社は慎重に選びましょう。
立地と生活スタイル
Bさん:「どうせなら広い土地に住みたい!場所は、少し不便でもいい。」
秋田:「先々のことを十分に考えたうえでのお考えですか!?」
毎日のことだからこそ、事前によく話し合いましょう!
便利な場所は土地が高い。
少々不便でも、郊外の広い土地に気に入った家を建てようか。
これもよくある考え方だと思います。
それはそれで一つの選択肢ではありますが、年月とともに変化する家族のライフスタイルに、その立地が本当に適切であるかどうかを、じっくりと検討することを忘れないでください。
たとえばお子様。
幼稚園・小学校までは歩いて通える距離でも、中学・高校になるとどうでしょう。
バスや自転車で駅まで出るのに危険はありませんか?
またご主人の仕事の時間帯が不規則な場合、最終バスに乗り遅れ、その都度タクシーを利用していたのでは費用もバカになりません。
家を建てるまでは少々の不便には目をつむっても・・・と思いがちですが、生活が始まれば毎日のことだけに、小さな不満が積もり積もって、ある日突然「こんなはずじゃなかった!」となることも。
せっかくの素敵な家が、帰りたくない家になってしまわないように、事前にご家族でよく話し合いましょう。
資金計画って
Cさん:「せっかく、住宅ローンを組むなら、いい家がほしい!」
秋田:「容れもの(建物)より、中身(暮らし)が大切ですよ!」
ローンの返済以外に、毎月必要な費用を把握しましょう!
銀行でシミュレーションをしてもらい、○千万円借りられることがわかったからと言って、それを鵜呑みにするのは禁物です。
それはあくまでも「いくら借りられるか」であって、「いくら返せるか」ではないのです。
そう、借りられるお金と返せるお金は別ものです。
ローン返済以外に、月々いくらの費用が必要かをすべて洗い出し、無理のない範囲で土地探し・家づくりを行いましょう。
ちなみに、私たち秋田宅建不動産にお越しいただければ、自己資金+年収を元に、ローンの可能額と返済計画をおつくりできます。
さらに家づくりのご希望をお聞かせ願えれば、だいたいの建築費用を概算できますので、土地にどれくらいの費用を充てられるかがわかります。
ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
いい家の条件に合わせて予算配分をしましょう!
また「いい家」とは何かという定義ですが、私たちは一に性能、二に住み心地、三にデザイン・設備と考えています。
この順番がくつがえることはありません。
一は建物の耐久性と言い換えることができますが、ここを予算に合わせて削るなどというバカなことは絶対にありえません。
二の住み心地もしかり。
気密性と断熱性にすぐれたエネルギーロスの少ない、冷暖房効率の良い家は、現代の家づくりの必須条件です。
そうなると予算を調整するには、三のデザイン・設備しかありません。私たちの社長はよく「そんなに豪華なキッチンは要りませんって!」とお客様にアドバイスしては鬱陶しがられていますが(笑)、後になって感謝していただくこともしばしばです。
見た目よりも中身重視の秋田宅建不動産ですので、何が何でもおしゃれな家がほしいという方には、物足りなく思われてしまうかもしれません。
それでも、お客様のご希望をどうすれば上手に予算内で叶えられるかについては、常日頃から怠りなく努力しているつもりです。
そのあたりは見学会や施工写真などでお確かめください。
失敗させないために私たちがしている8つのこと。
いかがでしたか?少しはご参考になりましたでしょうか。
最後に、私たち秋田宅建不動産が、お客様に後悔のない家づくりをしていただくためにしていることをまとめておきます。
その1 決めつけない
「家を建てたい」と言われてすぐに「建てましょう」と答えるのではなく、本当に今がその時期なのか、いま建ててご家族が幸せになれるのかを、おせっかいかもしれませんが、ご一緒に考えさせていただきます。
その2 土地探しからお手伝いします
不動産部門ももっていますので、ご予算の中で希望の家を建てられ、立地的にも納得できる土地を探すお手伝いをいたします。
石切で120年も仕事をしているので情報量が多く、周辺環境にも詳しいため、住み始めてからのトラブルに配慮してご紹介ができるのが強みです。
その3 無駄遣いをさせない
家という大きな買い物に臨むと、数字に対する感覚が麻痺して財布の紐がつい緩みがち。そのせいで建てた後の生活がしんどくならないように、私たちが小うるさいお目付け役として、本当にそれが必要なのかどうかをお客様に確認するようにしています。
その4 周りをよく見る
“自由設計なんかありえません” 限られた敷地で、自分たちの要望だけを自由に積み上げた家づくりを行っては、周囲に馴染む家は出来ません。
周辺の環境、地域の慣習、時には隣人の生活習慣を配慮したうえで、間取りや開口部の取り方、駐車場の位置や屋根のかたちなど考えて設計する必要があります。長く住むための工夫は、家の中だけでなく、家の周りをよく見る事が肝心です。
その5 専属大工が施工します
お客様のご要望にきめ細かくお応えするには、自社大工の存在が不可欠です(外注だとその都度経費が発生します)。
秋田宅建不動産では棟梁の桑田正男と現場監督の林寿之を中心に、自社専属の大工が施工中からアフターメンテナンスまで責任をもって関わらせていただきます。
その6 価値ある住まいを提供する
建築基準法を最低限守れば、家は建てる事が出来ます。
しかし、その家は本当に価値のある住まいですか?せっかく建てたお住まいですので、当然長く住んでもらいたいですが、昔のように一生住み続けてもらう事を私たちは考えていません。
家族構成の変化により、住まいのカタチを変化させることで、より豊かな生活を送る事が出来ると考えています。
国の認定制度に基づく、長期優良住宅や低炭素住宅は、住宅ローン減税の減税額の拡大、建物の不動産取得税の控除額の増額、地震保険料の割引、フラット35の金利優遇など、お客様にとっても様々なメリットがあります。
そして何より、物件売却時には、一定以上の性能が保証されるため、他の一般住宅に比べ、有利な条件で売却する事が出来ます。
ご家族の次のステップに有効な資産として、確かな価値のある住宅をご提供しています。
→ 認定制度についてはこちらその7 基礎・構造・性能にこだわる
当たり前すぎることですが、耐久性と快適性に関してはしっかりと予算を使わせていただきます。
長年住み暮らす上で、もっとも大切なことだとわかっているからです。
予算の関係上デザインや仕様、設備を削る可能性はありますが、基本性能に関わる部分はしっかり確保させていただきます。
耐震は最高等級3を確保し、断熱に関しては次世代省エネ基準を大きく上回る断熱性能を標準としています。
また、光熱費の掛からない「ゼロエネルギー住宅」のご提案も積極的に行っております。
その8 お客様の夢に寄り添う
基本性能を確保してこそのデザイン。
その優先順位は譲れないと思っている秋田宅建不動産ですが、決してデザイン性を軽視しているわけではありません。
お客様の夢をできるだけ予算をかけずに実現したいという思いは、私たちスタッフ全員に共通しています。
多くのお客様が「ここまでしてくれるとは思わなかった」「コスパは高いと思う」と言ってくださるのは、その成果だと自負しています。
不器用な工務店ですが、もし「面白そうな会社だな」「一度話をしてみたいな」と思っていただけたなら、いつでも大歓迎。
スタッフ一同、誠心誠意ご相談に乗らせていただきます。