ゆったりとした区画が残る北石切町。昭和30年代後半に現在の近鉄により開発された一帯です。
当時分譲された平屋が残っているのは、今では数軒しかありません。
残っている数軒の平屋を見ると歴史を感じ。
建て替わっている新しい建物を見ると、時代の流れを感じます。
その中の一つの平屋建、北石切町U様邸にてリフォーム工事をさせていただいています。
ご両親がお住まいになった建物を引き継がれ、新たなお住まいとしてリフォーム工事。
給湯設備の交換に始まり、内装の改修・補修。和室から洋室へ変更。畳の新調。電気回路の増設。離れの間仕切り変更などなど。
悪い箇所を直す、古い機器を入れ替える。ただのリフォーム工事と言えばそれまでですが、数年間誰も生活されてない時期がありましたので、この建物にとっては、再び息を吹き込む工事です。
今回、改修工事を行った箇所はもちろんの事、改修工事を行っていない居室や台所、玄関廻りなども含め、建物全体が工事前より生気を取り戻した感があります。
“再び家族を迎えるために、もうひと踏ん張りするか!”といった、この建物の心意気が不思議と感じられます。
玄関鍵の交換も終え、工事完了です。
北石切町の平屋。当時の歴史を残す最後の一棟になるまで頑張ってもらいたいです。