工場での木材プレカットが普及し、住宅建材も既製品を使用する事が多くなってきていますので、構造材を刻んだり、建具枠などを製作する機会は少なくなっています。ですが、弊社ではその仕事内容に応じて、事前に作業場で作業を行う事が多々あります。
今日はたまたま、これから取り掛かる東石切町のリフォーム現場の構造材の手刻みと現在着工中の中石切町の新築現場の基礎の型枠加工が重なったようで、いつも以上に作業場が慌ただしいです。
少し難しい仕口の加工を任された、若手大工の原。若いだけに頭の回転が速く、ベテラン大工のお題をこなしていきます。
ベテラン宮坂は、マイペースに墨つけ。梁の欠き込みを行っているようです。
普通、工務店では型枠を作成する事はほとんど無く、協力業者である基礎工事屋さんに依頼しますが、弊社では型枠大工が本職の宮崎がいますので、自社で加工し、基礎工事を行っています。
今回の基礎は複雑で、頭を抱えながらの作業が続きます。
作業が結構はがどっているかと思いきや、まだまだ半分以上残っているそうです。とても肝心な基礎工事、完璧な精度をよろしく頼みます。
ハウスメーカーの家は、工場で規格化された部材を組み立てるだけで家が出来てしまいますが、弊社の家づくりはそうはいきません。双方にそれぞれいい面と悪い面がありますが、我々としては、まだまだ職人の技量と思いやりで組み上げて、家づくりを行っていこうと思う次第です。
頼りにしていますよ、その技量と思いやり。