東石切町で工事中のN様邸。先日、気密検査を行いました。同じ断熱材を使っていても、その施工精度によって気密性能は異なります。なので、弊社では1棟1棟、気密測定を行っています。
気密性能を高めるためには、地道に建物の隙間を埋めていくため、柱と梁の結合部や、金物の隙間、サッシ廻りなどなど、ありとあらゆる外部からの空気の侵入をウレタンやコーキングで塞いでいきます。
棟梁の桑田を中心に行っていますが、工事の進捗に合わせて、大工さんが怪しいと思う箇所は、その都度、充填工事を行っていきます。 有難い事であり、最近は安心して気密測定をむかえられます。
今回は残念ながら、現場に着いた時はすでに測定終了。ですので、現場で立ち合いをしていた社長と棟梁桑田に確認をすると、結果、C値(隙間相当面積)0.39c㎡/㎡との事。十分すぎる数値です。
約30坪のこの建物のすべての隙間を寄せ集めると、名刺の一回り小さいサイス約42c㎡。一般住宅では、この隙間の面積は約25倍の1075c㎡くらいある計算となります。いい断熱材を使っていても、隙間がこれだけ大きければ意味がありません。この気密性能を確保してあげることで、下の写真の換気システムが効果的に働いてくれます。
エコエア90。ダクト式の全熱交換型換気システムです。この建物心臓部、室内の温度・湿度を一定に保ちながら換気が出来る。それが冷暖房効率をUPさせ、部屋間のヒートショックを低減します。家族の健康にも、お財布にも優しい建物となります。
と、いつもそのようなお話しをさせていただいております「構造見学会」。明日も行いますので、ぜひご参加ください。
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