外観やインテリアのこだわりは、人それぞれ違う家づくりですが、やはり安心や安全といった部分は、誰もが大切にしたい部分だと思います。
そこで、今日は、安全の中でも、「耐震性」についてお伝えしていきます。
【木造は地震に強い!?】
よく、建物の耐震性の比較で、木造はコンクリート造に比べて、不安があるという声もありますが実際はそうではありません。
木材(スギ)の圧縮強度はコンクリートの6倍になります。
引っ張り強度も、木は鋼鉄の4倍、コンクリートの197倍という数値が出ています。
地震エネルギーは建物の重さに比例するので、家の重量が軽いという部分でも、木造の方が耐震としても有利です。
地震大国と言われている日本の伝統工法ですから、今もなお愛されているのには、それ相当の理由があるということです。
【耐震強度の指標】
現在は、地震に対する建物の強度を示す指標のひとつとして「耐震等級」というものがあります。
建物の耐震性能によってランクが3段階に分かれており、その数字が大きいほど、建物の耐震性能が高いということになります。
《耐震等級1》
建築基準法で定められた、建物に備わっているべき最低限の耐震性能を満たしていることを示すもので、震度6強から7に相当する、数百年に一度起こる大地震に耐えうる強度を持つように構造計算されています。
《耐震等級2》
耐震等級1の1.25倍の倍率の耐震強度があることを示しています。
「長期優良住宅」は、この耐震等級2以上の強度を持っていることが求められます。
《耐震等級3》
耐震等級1の1.5倍の耐震強度があることを示しています。住宅性能表示制度で定められた耐震性の中でも最も高いレベルです。
これから、家づくりをお考えの方は、この耐震等級にも注目して、家づくりをすすめていく事が大切です。
「繰り返し発生する地震」への対策も重要!
2016年に起こった熊本地震は、建物の耐震性について改めて見直される出来事でした。
この地震の特徴は、最大震度7の本震が2度発生し、その後に震度6を超える余震が繰り返し発生したことです。
調査によると、熊本地震で倒壊した木造住宅は297棟、そのうちのほとんどが2度目の本震で倒壊したそうです。
このため、現在は繰り返し発生する揺れに対しての建物が耐えられるように揺れを抑える「制震」という部分も重要となっています。
【まとめ】
今後、数十年で大阪にも、地震がくる可能性は十分にあります。
建物における安心は、毎日の暮らしになってくれますので、これから家づくりをお考えの方は、是非、建物の耐震性に注目して家づくりを進めてください。
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