午後からの雨模様。そんな中、M様邸では気密測定を行いました。
気密測定とは建物の隙間がどれだけあるかを測定することです。この気密測定により、建物の隙間相当面積=C値が分かります。
このようなでっかい扇風機のような強力なファンを使って、建物内の空気を外に出します。
隙間の多い住宅では、家じゅうの隙間から多くの外気が建物内に流入して、屋内と屋外の気圧の差が、あまり生じません。
しかし、隙間の少ない住宅では流入してくる外気が少ないので、屋内と屋外の気圧差が大きくなります。
もう何十棟も気密測定を経験している棟梁の桑田は、
“音で分かる”と聞き耳を立てて、自ら測定。「なかなかいい音しとる。大丈夫。」
でも、やっぱり機械の数値が気になります。結果は、0.8c㎡/㎡と、目標の1.0c㎡/㎡をクリア。
この気密測定を行わないで、高気密住宅と名乗ることは出来ません。断熱性能がいくらよくても、この気密性を高めないと、快適な住宅は建てられません。隙間を埋めるという、ちょっとした手間といい家にしたいという大工一人一人の気持ちが、建物を良くしていく。
いつも感じることですが、今日も改めて実感しました。