家を計画する際、照明の計画も居心地の良い家づくりには大切な要素となってきます。
特に、リビングや寝室は夜に過ごす時間が長い空間なので照明選び方はしっかり考えたいところです。
そこで、今日は、3つの光色の種類と、おすすめの電球の使い方について解説していきます。
出典:電球屋.JP
【電球色】
電球色とは暖かみのある暖色系の色で、目の刺激が少なく、ゆっくりと過ごしたい時にオススメです。
リラックス効果がある優しい色合いなので、誘眠作用がある脳内物質「メラトニン」が分泌し、1日の生体リズムを調節してくれます。
仕事や勉強に集中したい時には逆効果になるのでご注意ください。
【昼光色】
昼光色は青みがかった白い色で、他の色に比べて部屋全体を明るく照らすため明るい空間作りに役立ちます。
覚醒感や緊張感を呼び起こし集中力を高めてくれる効果もあるので、仕事や勉強をする部屋におすすめです。
逆に、ゆっくりとリラックスしたい時やぐっすりと眠りたい時には相性は良くありません。
【昼白色】
青みが強い昼光色とオレンジがかった電球色との中間地点に位置するのが昼白色です。
太陽光に近い色なので、室内での色の識別がしやすく、オールラウンダー的存在の色合いで生活しやすい電球です。
各部屋に適した光色は?
【リビングには調色機能がおすすめ】
リビングは時間帯によって、用途が大きく変わるので、光色を使い分けれる調色機能が付いた照明器具がおすすめです。
人間の体には24時間周期で覚醒とリラックスを繰り返す「サーガディアン・リズム」が備わっているので
長時間いるリビングでは、時間帯やシーンによって調節出来るようにしておくのが、過ごしやすいリビングと言えるでしょう。
【寝室には電球色】
寝室はゆったりくつろぐための部屋ですから、オレンジに近い電球色がリラックスしやすく入眠もしやすいのでおすすめです。
どうしても手元に明るい照明が欲しい場合には、昼白色の電球を使った電気スタンドを別に用意するのもおすすめです。
【共有部などは特に家族の年齢を考慮する】
細かな作業において、20代と60代では、必要な明かりの強さは2~3倍違うと言われています。
ゆえに、高齢者が過ごす空間は若年者に比べ、局所的に明るさが必要となります。
廊下や階段などにも、安全に歩行ができるように、足元の照明をプラスするなどがおすすめです。
【まとめ】
インテリアにおいて光色は暮らし心地に大きく影響する部分です。
特に、リビングや寝室は長時間過ごす空間なので、計画段階からしっかり考えていきましょう。